カテゴリー別アーカイブ: レポート

神出鬼没?!ゆんたくリレー

去る8月16日、19時から新宿駅東南口の高架下で「ゆんたくリレー」を行いました。

写真や新聞記事などを展示をしたり、音楽や高江の映像を流しながら、リレーメンバーがのんびりゆんたく。「何をやってるの?」と興味を覚えた人にふらりと立ち寄ってもらおうと企画しました。

緊迫する高江に行っ てきたメンバーからそれぞれどんな様子だったか、など報告話も聞きました。

写真に興味を持った男性と新聞記事を見てもらいながら話しを聞いたら、なんと瀬嵩(辺野古の近隣の区、目の前に大浦湾が広がる)出身だとか。工事を請け負う大成建設のことなど意見交換しました。

この日は、あいにく台風の直撃でゆんたくしている間にも雨風がどんどん強まっていきました。そのため予定していたプロジェクターによる映像上映も中止。道行く人も足早でした。

これからも不定期ですが、今回できなかったプロジェクターでの映像上映など、道行く人に足を止めてもらう工夫をしながら、沖縄・辺野古を考える“ゆんたくの場”を作っていこうと 考えています。

次回開催日時などはまだ未定。皆さんが新宿駅東南口を歩いていたらばったり出くわすかもしれないですね。

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事件をうけて(辺野古からの報告)

辺野古リレーの仲間から、辺野古現地の報告が届きました。

米軍基地が存在することで、沖縄がどれほど過酷な日常を強いられているのか、この国に住む私たち一人ひとりが、しっかりと考えなくてはなりません。

沖縄の現状を、悲痛な思いを、「自分のこと」として知り、受け止め、考えてほしいと思います。


お疲れ様です。
キャンプシュワブゲート前から報告です。

最悪の結末を迎えた事件の幕引きから一夜明け、キャンプシュワブゲート前では梅雨の晴れ間の、苛烈な日差しの照り付ける一日が始まりました。

嘉手納基地第一ゲートでも早朝と正午から抗議集会が催されたため、キャンプシュワブゲート前に集った人の数は普段に比べても少ないものでしたが、朝一番から集ったほぼ顔なじみの面々の間には深い悲しみと怒りに満ちた重苦しい空気が流れました。午前9時の集会開始とほぼ同時に山城博治さんの号令のもと、新ゲート前に座り込んで軍用車両、Yナンバー車輌の通行を阻止しての猛抗議を開始。結局、昼の休憩とその後の計2時間ほどを除いて、ほぼ一日中ゲート前に座り込んでは県警機動隊に排除されることを繰り返す、過酷な、徹底抗議の一日となりました。

しかし、繰り返し抗議者の排除・車両の通路の確保のために整列して出てくる若い機動隊員にも、明らかに沈み込んだ表情をしている者が多く見られました。ある人が、今回の事件の被害者となった女性の写真を掲げて、「これがあなたの妹だったら、恋人だったらどう思うか」と、隊員の一人一人に問いかけていたところ、一言、「友達です」と答えて俯いた隊員がいたということです。

改めて、自分たちの勝手な都合のもと、この小さな島に過重な負担を押し付け、分断を持ち込んで県民同士を向かい合わせるという、人を人とも思っていない典型的な植民地支配の手法、日米両政府のその非道な所業が白日の下に曝された日でもありました。

とはいえ、ここで抗議の手を緩めることは絶対にできません。

今回の事件の経過には、単に一個人が起こした凶悪事件として片づけることは到底できない、差別的な構造と意識に基づいた許し難い点が多々あります。そもそも、女性の失踪への米軍関係者の関与が疑われだした後、ある捜査員から琉球新報へのその情報のリークがなければ、事件自体がある意向により、闇に葬り去られていただろうというのは、多くの人が信じていることです。

そして、政府・与党内の人間はこの事件の発覚を、「最悪のタイミング」だと言ってのけたということが、広く報道されました(一体、この凄惨な事件にどんな適切なタイミングがあるというのか)。

米国籍の軍属の男性が逮捕された段階でもケネディー駐日大使から明確な謝罪はなく、在沖四軍調整官と在沖総領事が副知事のもとに謝罪に訪れて深々と頭を垂れた今日も、米軍基地は明らかに訓練を含めて平常運用され、今もキャンプシュワブからは海兵隊員が基地外で飲酒をするために出かけていきます。何よりも問題なのは、この島に押し付けられた米軍基地の存在そのものであり、それがなければ彼女は若干二十歳で非業の死を遂げることはなかったはずです。

沖縄戦の集結から70余年、本土復帰から40余年、普天間飛行場の返還合意の端緒となった少女暴行事件から20年余りを経てまた、語られた、あるいは語られることのなかった数多くの悲劇と同様の、もしくはそれ以上の悲劇が繰り返されました。

一体、この再発防止策を、全基地撤去、米軍の全面撤退以外の何に求めようがあるのでしょうか。

そして、全ての米軍基地を沖縄から撤退させる歴史的なうねりの最初の動きは、ここ、辺野古、キャンプシュワブゲート前で起こすしかないというのは、山城博治さんが語気を強めるところです。東京で沖縄に連帯して闘う皆さんには残念なお知らせだったかもしれませんが、彼は今辺野古の現場をあけるわけにはいかないと、明日の東京での「レジスタンス大行動」への参加をとりやめました。

東京の、本土の、ヤマトの皆々様、これまで以上の各地での連帯と、可能な限りの辺野古の現場への結集をお願いいたします。ヤマトの人間としての責任は、今果たさなければなりません。

12・22記者会見はじまりました

ご報告:12・22 警視庁への要請行動&記者会見&抗議行動

12月22日、警視庁への要請行動と記者会見、警視庁前抗議行動をおこないました!!

警視庁機動隊を辺野古から撤退させよう!キャンペーン第3弾
暴力警察に抗議の嵐をたたきつける!!! 要請行動・記者会見・抗議行動

さる12月22日、私たち辺野古リレーは3連続行動として、①警視庁に対する要請行動 ②記者会見 ③警視庁に対する抗議行動をおこないました。以下その報告をいたします。

【①警視庁に対する要請行動】

13:30より辺野古リレーのメンバーが、警視庁庁舎の中で、警視庁機動隊の辺野古派遣と現地での暴力について、要請をおこないました。

私たちは参議院議員の糸数慶子さんを通して、警視庁に対しての要請をセッティングしていただきました。ところが警視庁は、なんと当日の要請に関して、時間は15分間のみ、こちら側の人数は糸数議員の秘書の方含め4人と、厳しい制限をつけてきました。
このような傲慢な態度は、許せません。市民の声を聴く姿勢を見せないどころか、要請をおこなうという私たちの当然の権利を踏みにじっているのです。

こちら側は、辺野古リレーのメンバー2人、辺野古実(辺野古への基地建設を許さない実行委員会)の方1人、糸数議員の秘書の方1人、の計4人。
対応した警察側は、フカイとアサオカと名乗る、マスクをした2人の警察官。深いのか浅いのか。

フカイさんは「すみませんね、風邪を引いているもんで」と言っていましたが、二人とも風邪引いてんのかよ!マスクで顔隠してんじゃないのか!・・・まあこの時期私たちもマスクすることも多いですけどね。

フカイさんから渡された名刺にはこう書いてありました。

警視庁警備部管理官
警備第一課課長代理(庶務担当)
警視 深井 貴(ふかい たかし)

アサオカさんはよくわかりませんが、要請中は全くしゃべらず、もっぱら深井さんがしゃべっていました。

時間になると、警視庁の庁舎に入ってすぐの、ナントカ応接室と書いてある部屋に通されました。

私たちは、まず辺野古リレーの紹介をしたあと、要請文を読み上げました。
そのあと、要請理由について概要を説明しました。警視庁機動隊の辺野古への派遣が、政府による基地建設に加担していること。「本土」(「日本」)による沖縄差別に加担していること。辺野古現地で、警視庁機動隊員が座り込む市民などに暴力をふるっていること。

その上で、この要請に対する回答を求めました。
それに対する返答としては、「検討する」と。回答するかどうか、回答の形態、時期についても含めて「検討する」というだけでした。こちら側が、答えるべきだ、答える義務がある、と追及しても、「こちらで判断することだ」というつれない返事。ナニサマでしょうか。

そのあと、深井さんは語りはじめました。
「(警視庁機動隊は)法にのっとって職務を遂行している。派遣も、警察法60条にもとづいた沖縄県公安委員会の「援助要請」によりおこなっており、派遣された警視庁機動隊は沖縄県警の指揮下にある。」「警察による暴力について、現場からの情報は上がってきていない。報道された事件については、現場に確認をとっているが、『警察官が暴力をふるった』という事実は確認できていない。(市民による)公務執行妨害の事実や、(市民の)ケガの事実は把握している。」

ここで、私たちはたまらずツッコみました。
「ケガというのはどういうことですか?機動隊が暴力をふるったということではないですか?」
すると、「そうではない。そうではないが、『取り扱い』の中でケガをするということはありうる」という返事。

「取り扱い」という言葉に私たち要請団はいっせいに憤り、「『取り扱い』とはなんだ。人をモノ扱いするのか」と抗議すると、「そういうことではない。『事件の取り扱い』という言い方もあるでしょ?」と、またしてもごまかすようなことを警察側の深井さんは言ってのけました。
私たちは「現場で機動隊により、とりわけ警視庁機動隊の暴力により市民がケガしていることは確実な事実なのだから、しっかり現場に確認してください。警視庁の機動隊が暴力をふるっているのだから、警視庁には監督責任があります。責任を自覚してください」と要求しました。

話は、機動隊派遣そのものの話に移っていきます。警察側はこう言います。
「沖縄県公安委員会の要請により警視庁機動隊を派遣し、現場では沖縄県警の指揮下にある。警視庁が行くのは、機動隊の中で警視庁機動隊が最も大規模だからだ。沖縄県警の指揮下にあるのだから、責任は沖縄県警にある」と。

そこで、こちら側が、「警視庁機動隊員が市民に暴力をふるい、ケガを負わせたとしても、そのことについても責任は沖縄県警にあるというのですか?」と尋ねると、「そうだ」という返答です。
どういうことでしょうか。
私たちは確認しました。「つまり、すべての責任は沖縄県警にあるので、派遣を行っている自分たち警視庁には全くなんの責任もないということか?」深井さんはニヤニヤと笑いながら「そういう揚げ足をとるような言い方はしないでよ」と答えました。

さらに追及すると、結局、責任はすべて沖縄県警にあると、はっきりと答えました。
警視庁が機動隊を派遣し、現場では警視庁の機動隊員が暴力をふるっているのにもかかわらず、警視庁は責任を1ミリもとらず、沖縄県警に押し付けるということを明確にしたのです。
こちら側が「そうやって沖縄に責任を押し付けるんですね」と言うと、またしても笑いながら「そういう言い方はないでしょう」と言っていました。いったいなんのつもりなんでしょうか。自分たちがやっていることを自覚しているのでしょうか。

私たちはめげずに質問しました。
「警察法60条に基づく「援助要請」により機動隊を派遣していると言いますが、(一般に)他の道府県からの「援助要請」があれば、警視庁はかならず行くんですか?警察法60条にはそんなことは書いていないはずですけど。自分たちで主体的に判断するのではないですか?」と問うと、「そのような場合、必ず行くとは限らないが、ほとんど行く。行かないときは、東京都内で警備に人員をさかなければいけないときだ」と。
「ということは、警視庁としての主体的判断の余地があるんじゃないですか」と追及しましたが、「いや、基本的に要請されれば行く」との返答で、機動隊派遣についての主体的判断と、自らの責任について、言葉をにごされました。

まだまだ私たちは追及します。
「いわゆる『琉球処分』を知っているか」と問うと、深井さんは「知っている」と答えました。
「警視庁が機動隊を派遣しているということで、沖縄の人々からは、琉球併合(『本土』から言うところの『琉球処分』)の際に警察を派遣した事実を思い起こさせるという声が上がっている。『本土』からの警察派遣は、『本土』と沖縄とのあいだの差別構造を強化している」と言うと、「それは個人の印象の話だ」と鼻で笑ったような返答。私たちは憤り、「被害を訴える人に対して、『それはあなたのとらえ方の問題だ』と言っているようだ」と強く訴えましたが、やはり警察側から、「印象論」「個人の心情(信条)の問題」へおとしめられました。

許せません。差別や、加害/被害の事実を告発されたときに、「個人の印象だ」とは何でしょうか。警察は、事実として自分が立っている位置を見つめる、ということが必要でしょう。(もちろん、そのことはつねに私たち全員に求められるものです。)

またこうも問いました。
「現在、翁長沖縄県知事が埋め立て承認を取り消したにも関わらず、政府は強引に基地建設を進めようとしていることは知っているでしょう。沖縄県と政府とは政治的に対立しています。その中で、警視庁がやっていることは、政府の意図するところにかなっているではないですか。一方に加担しているのではないですか?」と。
それに対しては、「現場で行っているのは、現場の安全の確保と、違法行為の抑制だ」との返答。
沖縄の人々の安全をおびやかしているのは基地建設を進める日本政府であり、それに加担し、現場で暴力をふるっているのは警察です。違法行為を行っているのは警察だし、座り込む人々はそのような政府にたいして正当な抗議をしているだけです。「警察法に定めてあるように不偏不党ではないのではないですか?」と追及すると、「不偏不党でないことはない。私たちはつねに不偏不党、公正中立に、法にのっとって職務を遂行している」の一点張りでした。

さて、「報道などで、警視庁機動隊は沖縄から帰投している、と言われているが、事実ですか?」と尋ねると、「帰ってきている」と。「また年が明けてから行くのですか?」と問うと、「まあ当然再派遣もあるでしょう」と、まるでヒトゴトのような返答でした。
これだけの社会的批判や抗議があるのにもかかわらず、なんという軽い態度でしょう。深井さんが課長代理を務める警視庁警備第一課は、機動隊の運用・管理を担当しているはずです。責任を感じてないのでしょうか。その深井さんはこうも言いました。「年末年始は初もうでなど、都内で人が多く集まるので、そちらに人員が必要だ。それが終われば行くだろう」と。「では次の派遣は一月中ということですが」との問いにも「そうでしょうね」との言。
「日本中から機動隊を集めて辺野古に派遣するという話もあるが、それについてはどうか?」と尋ねると、「我々は警視庁なので、他の道府県警察のことは関知しない」と答えました。

ここらへんで、時間を若干オーバーしていました。
最後に警視庁を出るとき、去り際に「ぜひ回答してくださいね」と言うと、深井さんはまたニコニコした顔であいまいな返事をしました。

辺野古のゲート前で、機動隊員がどんな顔をして暴力をふるっているか。座り込む人々が、どんな顔で踏ん張っているか。いつまでもニコニコと、責任も基地も傷も何もかもを、沖縄に押し付けるのだろうか。それを許していいのだろうか。怒りと、自分たちの「責任」を感じた要請行動でした。


【②記者会見】

記者会見はじまりました

記者会見はじまりました

機動隊の暴力写真がぎっしり

機動隊の暴力写真がぎっしり

具体的な例を挙げて説明中

具体的な例を挙げて説明中

要請行動の報告です

要請行動の報告です

沖縄2紙と東京新聞、各メディアの取材

沖縄タイムスと琉球新報、東京新聞他、各メディアが取材にいらっしゃいました

16:00から17:00過ぎまでは、参議院議員会館内の会議室において、辺野古リレーの警視庁機動隊撤退キャンペーンに関する記者会見を行いました。(総数43人、うちプレス6人)

司会(辺野古リレー)のあいさつのあと、まず辺野古リレーのメンバーから、当日昼間の警視庁への要請行動にいたる経緯や要請の趣旨・概要と、辺野古現地での機動隊の暴力などのお話をしました。
現地の状況についての説明では、パネル写真を使って説明しました。同じようなパネル写真を、会場の後ろの方にも置いておき、参加した皆さんに見ていただきました。

次に、今回の警視庁への要請行動の報告と、先日12月15日におこなった都議会への陳情行動の報告。

さらに、辺野古実の方からも、今月12月8日の辺野古実による海上保安庁への申し入れについての報告をいただきました。
海保の対応は、申し入れを直前に拒否し、国会議員や議員の秘書としか話さないなど、本当にひどいものだったそうです。海保の暴力により意識を失った抗議船船長に対して、海保は救急車も呼ばなかった。それなのに、東京の海上保安庁は、市民が呼んだ救急車を「保安官が呼んだ」と答えたということです。

この間の辺野古リレーの抗議や要請に対する警視庁の態度以上に、海上保安庁も強硬で、人々の声を聴こうとしない姿勢をゆるすことはできません。私たちは、辺野古陸上での機動隊の弾圧・暴力とともに、海上での海保の弾圧・暴力に対しても抗議の手をゆるめてはいけないでしょう。

最後に、会場から質問を受け付けたところ、多くのみなさまの質問をいただきました。警察の中央集権的なあり方や、地方自治の観点からの論点も提示されました。辺野古リレーは、先日の都議会への陳情のように、地方自治という観点からの運動も視野に入れていきます。


【③警視庁に対する抗議行動】

100名弱の方々があつまりました

100名弱の方々があつまりました

要請団からの報告

要請団からの報告

22日の3連続行動の最後として、夜18:30から、警視庁前にて抗議行動を行いました。
直前の告知だったにもかかわらず、100人弱もの人が抗議に集まってくださいました。多くのご参加、ツイキャスの視聴など、ありがとうございました。

さて、警視庁前の警察は、またしても所轄・機動隊あわせて100人は超えようかという重警備で、プレッシャーをかけてきました。私たちの抗議行動に対してのこの対応が、警視庁のあり方を映しているようにも思えます。11月8日の抗議行動のさいの麹町署アラカワ警備課長の暴言といい、私たち、そして沖縄の声を圧殺しようとする強権的態度を絶対に許すことはできません。

そのような状況下でも、「警視庁機動隊は辺野古に二度と行くな!」「暴力やめろ!」と、みんなで警視庁に向かってシュプレヒコールを繰り返し、抗議の声をぶつけました。

集まったみなさまにたいして、昼間、要請に行った仲間が、要請行動の報告をおこなうとともに、多くの参加者からも警視庁に抗議のメッセージをいただきました。
辺野古現地からの電話中継もおこない、ヘリ基地反対協の安次富浩さんから熱い連帯メッセージをいただきました。以下に安次富さんの発言の一部を引用します。

「いま、年末で、東京警視庁の機動隊が東京に引き返していますが、私たちは今回の措置は『琉球処分』の再来だというふうに思っています。琉球王朝をつぶすときに、松田道之という琉球処分官が、警察160、総勢400という大部隊でもって、琉球王朝の支配層と対峙し、そして王を退位させ東京に連れて行くという版籍奉還みたいな形をとったわけですが、それと同じように、今回の措置は沖縄のたたかいを安倍政権がつぶすためにやってきたんだと、私たちはそう思っています。絶対に私たちのこの民意をつぶすことはできないということを、私たちは宣言していかなくてはならないと思います。

カヌーチームに参加してきた方は、「私も排除されましたが、まるで人を扱うような扱いではありません。まるでモノを運ぶようにあなたたちは運んでいきます」と怒りをぶつけました。「『ブタ一匹確保』そう言葉に出した人がいましたが、言葉に出さなくても、あなたたちはそう思いながら、一人一人が排除しているのではないですか?」怒りの抗議が警視庁前で響きます。

他にも、辺野古実の方、ハンスト実改め「直接行動」の方などから発言をいただきました。

無意味な邪魔をする機動隊に一喝

無意味な邪魔をする機動隊に一喝

最後に「座り込め ここへ」をみんなで歌いました。その最中、機動隊員の列が私たちの前を横切り、マイクを手に歌っていた方が「じゃま!」と怒りの鉄槌を下しました。

このような抗議行動のとき、警察は非常に人員を割いて対応します。11月8日に私たちが行った警視庁への申し入れ・抗議行動の際も、機動隊が警視庁正門前を封鎖し私たちを妨害しました。この人たちの仲間が、辺野古に行って市民に暴力をふるい、不当逮捕をしかけています。機動隊員たちは何を思っているでしょうか。この中には、辺野古から帰投したばかりの隊員もいるかもしれません。辺野古ゲート前や、警視庁前での過剰警備を目の当たりにすると、「警察はいったい何を守っているのか」と考えざるをえません。だから、警察官のいう「安全の確保」「不偏不党・公正中立」などをそのまま信じることはできないのです。

私たちは、警視庁の私たちにたいする強硬な姿勢も、警視庁機動隊が来年も辺野古に行くことも、絶対にゆるしません。現地での暴力や弾圧もゆるすことはできません。今後もたたかい続けます!!
みなさま、これからもよろしくお願いします。ともにたたかいましょう!!


今回の警視庁要請行動では、短期間の呼びかけでしたが2015年12月20日〆切の時点で174団体からの賛同をいただきました。21日分を含めると177団体になります。至らぬ点が多々あるなか、糸数慶子議員や議員事務所の方々、賛同団体の皆様からの温かいご支援により、22日の要請行動を終えることができました。誠にありがとうございました。

2015年12月28日
辺野古リレー

 


参考記事

沖縄タイムス(2015年12月24日)から

沖縄タイムス(2015年12月24日)から

東京新聞(2015年12月23日)か

東京新聞(2015年12月23日)から

琉球新報(2015年12月28日)から

琉球新報(2015年12月28日)から

12・15陳情行動 続報!

辺野古リレーがおこなった12・15陳情行動・続報

警視庁機動隊を辺野古から撤退させよう!キャンぺーン第2弾「東京都議への陳情と都庁前アピール」のその後!!

辺野古リレーは、さきのブログ記事でご報告した通り、12月15日に「警視庁機動隊を辺野古から撤退させよう!キャンペーン第2弾!!!」として、東京都議への陳情と都議会前での街頭アピールをおこないました。陳情書自体はすでに提出済みで、すでに先日受理されたという連絡は受けていましたが、「出すだけ」で終わっては何も具体的な「次」につながらないと考えました。そこでわたしたちは「都議会に陳情を出したからちゃんと読んでね!」と各会派に周知するためにわざわざ直接言って回るという、陳情アピール行動を12月15日におこなった訳です。今回の陳情は来年2月におこなわれる警察・消防委員会にかけられる見込みだということで、少しでも機動隊撤退につながることを継続して訴えていこう、という思いと共にキャンペーン第2弾を終えました。

ところがです。

後日、「委員会付託なしという連絡があった。陳情書としての要件を満たしていなかったのでは?」との連絡をいただきました。こちらもたいへん驚き、とにかく状況を把握するために都議会の陳情受付に電話で確認すると、以下のようなやり取りになりました。

都議会陳状受付(以下受付)沖縄に関係していることは係争中なので委員会では審議できないと判断されました。今回の件についての書面はもう届いているのでは?」
辺野古リレー(以下リレー)「帰ったら確認します。都議会のHPなどで陳情内容が公表されたり 文書に掲載されることもないのですか?」
受付「ありません。各会派には写しを回していますが、各議員の方たちがそれをきちんと読んでいるかは私たちには分かりません」
リレーそりゃそうでしょうね(怒)では沖縄に関係することは、都議会では審議されないということですか?」
受付「沖縄県と国が係争中なので」
リレー「とりあえず送られた回答書を読んでみます」

こんなやりとりでした。納得いかないだけでなく、はてなマークがいくつもいくつも頭を去来します。「沖縄県と国が係争中だから委員会では審議できないと判断」とは一体どういうことなのでしょう。

【こんな通知がとどきました】

そして都議会議長名義で、12月15日付けの文章が後日送付されてきました。そこに記されていた文面を以下に引用します。

こんな回答書がとどきました

こんな回答書がとどきました

平成27年12月14日付けで受理しました下記陳情は、東京都議会請願・陳情取扱要綱の規定に基づき、委員会への付託を省略し、関係議員に写しを送付する手続きをいたしましたので通知します。

件 名
沖縄県名護市辺野古地区における警視庁機動隊派遣に関する陳情

「委員会への付託を省略」と記されています。都議会はこの陳情を警察・消防委員会で審査するプロセスに進ませずに省略した、ということです。委員会で審査されない案件が本会議で審議されることはありません。つまり委員会への付託を省略とは「受理した陳情は都議会としては何もアクションをおこす必要はないと判断したので以後のプロセスから省略します」ということです。

「都民の方々の要望や意見を都政に反映させる」ための請願・陳情制度であるはずなのに、都民からの要望や意見が議題に提起される以前に選り分けられ取捨されていることに怒りを禁じえません。「沖縄に関係することは審議できない」と陳状受付は説明しましたが、現在その沖縄に派遣されている警視庁機動隊は、他ならぬ都職員でもあるのです。他人事のような傍観はけしてゆるされるものではありません。

【どんな規定に基づいているのでしょうか?】

いったい請願・陳情取扱要綱にあるどんな規定をもって、今回の陳情を選別したというのでしょう。ここで東京都議会の請願・陳情ガイドを見てみました。以下引用です。

議会の会期最終日の前日の正午までに受理したものは、当該議会において委員会に付託します。その後受理したものは、次の議会において委員会に付託します。ただし、次の陳情は、委員会では審査せずに関係議員に写し(又はその要約したもの)を送付し、閲覧に供します。

ア 基本的な人権を否定するなど、違法又は明らかに公序良俗に反する行為を求めるもの
イ 個人の秘密を暴露するもの
ウ 係属中の裁判事件に関するものなど、司法権の独立を侵すおそれのあるもの
エ 都の職員の身分に関し、懲戒、分限など個別の処分を求めるもの
オ 東京都の事務に関係しない事項を願意とするもの
カ 採択、不採択などの議決のあった請願又は陳情と同一趣旨のもので、その後、特段の状況の変化がないもの
キ はがき、メモ用紙などで提出されたもので、趣旨、理由などが明確に記載されていないもの
ク 前各号のほか、委員会付託になじまないと議長が認めたもの

どうやらこの「ウ 係属中の裁判事件に関するものなど、司法権の独立を侵すおそれのあるもの」に該当した、との説明をされたことになりますが、依然として疑問は消えません。「司法権の独立」はそもそも政治や行政からの圧力から人権を保護することを目的としています。たとえ「代執行訴訟」が今回の陳情に関係する裁判として見なされたとしても、代執行をおこなう資格を持つ国の立場を守り強化することが「司法権の独立」の目的では断じてありません。

なおかつ今回の陳情は「代執行訴訟」で係争中の行政機関に対してではなく、辺野古キャンプシュワブゲート前で度重なる人権侵害をおこなっている警視庁機動隊への糾弾であり、その撤退を訴える陳情が「司法権の独立を侵すおそれのある」とは到底いえません。まして沖縄県が代執行訴訟の中で多くの言葉を費やして「人権」の観点から主張するように、背景として重大な人権侵害が問われているわけです。不偏不党であるはずの警視庁から係争の一方の側である国の立場のみを強化するように機動隊が派遣されているなかで、今回の陳情が委員会付託を省略されたことは、警視庁機動隊による暴力と人権侵害を東京都議会が看過するというだけでなく、他ならぬ東京都議会が人権の侵害、司法権の独立への侵害に加担していることにならないでしょうか。

それにくわえて、都議会は自身のHP「地方自治と議会|東京都議会」のなかで「地方自治の精神は、近代国家における民主主義の最も基本的な考え方となっています」と高らかに謳っています。

翁長知事は12月2日の陳述では「政府は、大勢の海上保安官や警視庁機動隊員を現場に動員し、行政不服審査法や地方自治法の趣旨をねじ曲げてまで、辺野古埋め立て工事を強行しています」と述べ、「地方自治」が破壊される危惧を、東京のわたしたちにも向けて訴えています。代執行訴訟第1回口頭弁論でも繰り返し「地方自治」への侵害が県側から指摘されています。それにも関わらず、地方自治の精神をないがしろにするように、政府の意向に沿った形での機動隊派遣が警視庁により続けられています。その撤退を訴える陳情を「地方自治」を標榜する都議会が委員会付託を省略したのだとすれば、そもそも都議会自身がその「地方自治」の精神を真っ向から否定していることになりはしないでしょうか。

【わたしたち辺野古リレーはまったくへこたれません】

今回辺野古リレーがおこなった陳情は「委員会への付託を省略」されることになりました。しかしわたしたちはへこたれませんし、このような陳情も一度で終了にはしません。陳情は委員会付託が省略されたとしても、その内容そのものは写しが作成され、目に見える形で関係議員や会派に送付・閲覧されますし、何度も重ねることで確実に圧力として都議に届きます。またどのような会派が機動隊撤退の訴えに賛同・共鳴してもらえるかも併せて知ることができます。わたしたち辺野古リレーは、今回の陳情の委員会付託を省略した経緯説明を都議会に求めるとともに、今後も都議会やその各会派に警視庁機動隊撤退を強く働きかけていこうと考えています。

今後とも皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。


ご報告:12・15陳情行動&都庁前アピール

12月15日、東京都議会警察・消防委員や都議各会派への陳情行動と都庁前アピールをおこないました!!

警視庁機動隊を辺野古から撤退させよう!キャンペーン第2弾
東京都議への陳情と都庁前アピール

日時:12月15日(火)19時〜20時15分
場所:都庁前

東京都の警察組織である「警視庁」の機動隊が、11月初旬から百数十人という大所帯で沖縄・辺野古へ派遣されて1カ月。彼らの任務は、「非暴力・不服従」の座り込みで工事車両を止めようとする市民を強制的に排除することです。そのなかで市民が肋骨を折られたり、ひざで首を締め付けられて気を失ったりという過剰警備が行われています。

意のままにならない地方自治体を、法をねじまげ、現場では物理的な力で踏みにじろうとする強権的な政府の態度は決して許されないけれど、そもそも都民の安心・安全を守るはずの警視庁が、なぜ沖縄まで出かけて市民運動を暴力的に弾圧しているのか!? 都民としての責任を痛感し、都議への陳情と都庁前アピールを行いました。


【都議への陳情行動の報告】

辺野古リレーでは、12月15日に「警視庁機動隊を辺野古から撤退させよう!キャンペーン第2弾!!!」として、都議会前での街頭アピール行動とともに、当日集まった人たちに呼びかけて、「都議会に陳情を出したからちゃんと読んでね!」と、各会派にわざわざ言って回るアピール行動を行いました。

労働者の多い辺野古リレーは日中動くことができず、はからずも19時過ぎからの行動となり、ほとんどの会派の事務所はすでに無人で閉まっていましたが、日本共産党、民主党、東京維新の会の都議と直接話すことができましたので、簡単ですが報告します。


陳情書を直接手渡します

日本共産党の都議の皆さんに陳情書を直接手渡します

【日本共産党】3名の都議(吉田信夫氏、大山とも子氏、曽根はじめ氏)が対応くださいました。

(1)都市整備委員の曽根議員から、辺野古リレーが以前、警視庁への抗議要請をした際の文書をうけて共産党で意見書案を作成し、都市整備委員会の理事会にて諮ってくれたという報告がありました。しかし、都議会では全会一致でなければ意見書は採択されないこと、そして都市整備委員会の理事会においても本会議への上程自体が困難であることから、意見書案は意見書案のまま、日の目を見ないことになりました。しかし、共産党都議団として意見書案を作成したという事実は公式に記録されるということです。

(2)警察・消防委員の吉田議員から、11月26日の警察・消防委員会にて、辺野古への警視庁機動隊派遣について質問・発言をしたという報告がありました。吉田議員からの質問については、警視庁の緒方警備部長が回答。

●辺野古への機動隊派遣の経緯と判断について
緒方警備部長「10月に沖縄県公安委員会から東京都公安委員会に対して、警察法第60条に基づき行われた援助要請を受けて、警視庁から警察官を派遣した」

●翁長県知事による埋め立て承認取り消しを支持する非暴力の市民を強制排除することについて
緒方警備部長「警視庁の警察官は沖縄県警の指揮のもとで警察業務に従事している。沖縄県警では不偏不党かつ公正中立を旨として警察の責務を遂行していると承知している」

そして、最後に吉田議員から以下のような発言があったということです。
吉田議員「警視庁機動隊の行為について全国から厳しい批判がある。また、都民からも胸が痛いとの声が寄せられている。この事態の責任は、地方自治を蹂躙し、権力を濫用する政府の態度にある。同時に警察業務の土台は、人々による信頼ではないか。今回の事態は人々の信頼を揺るがしかねないことで、私は派遣を中止することを要望する

ふだんは静かな警察・消防委員会も、吉田議員のこの異例ともいえる踏み込んだ質問・発言に対しては、与党側の議員から「誰が胸を痛めてるんだ!」という激しい野次が飛んだそうです。

(3)今回提出した私たちの陳情は、来年2月に警察・消防委員会にかけられるということです。吉田都議、よろしくおねがいします!→が、ちょっと暗雲が立ち込めています。待て続報

さまざまな会派をまわりました

民主党の事務局の方も遅くまで待っていてくれました

【民主党】事務局の方が対応してくださいました。
「沖縄県からの要請に応える形で派遣しているのでしょう?」と言われましたが、「警視庁機動隊が沖縄で非暴力の市民に暴力を振るっているという事実について、東京都にも責任がある。この責任についてなんの追及もされてもいないこと自体が問題だと考えている」とやり取りしました。

【東京維新の会】やながせ裕文都議が対応くださいました。
辺野古での警視庁機動隊の暴力について、都議会でも考えてほしいということをお話すると、「ほんとにそんな暴力沙汰が起きているのか?」と少し驚いたような雰囲気でした。陳情などを見ながら、「ネットなどで調べてみてみます」とのこと。最後に「皆さんがどう思われているかわかりませんが、沖縄の下地(幹郎)議員をよく知っているんですよ」と笑顔でおっしゃってました。うーむ、そうですか……。


陳情団による陳情行動の報告中です!

陳情団による陳情行動の報告

以上、都議会への陳情と、各会派へのアピール行動の報告でした。
今回の陳情とアピール行動をやってみて、私たち一人一人が主体的に問題を提起すれば、少しずつでも事態は動いていくのだということを実感しました。特に、共産党の都議の皆さんによるこのかんの活動は、私たちからの働きかけがあってのことです。

都議会への陳情によって警視庁機動隊をすぐに撤退させられるわけではありませんが、何が功を奏するのかはわかりません。「そんなことをしても無駄」という思いから一歩踏み出して、仲間とともに頭をひねり知恵を絞りながら、できることを探して何でもやってみるつもりです。

今後も辺野古リレーの「警視庁機動隊は辺野古から撤退しろ!キャンペーン」は、警視庁機動隊が撤退するまで続けます。どうぞ引き続きご注目ください!!


【都庁前アピール行動の報告】

都庁前アピール!

都議会前では1時間以上もアピールが続きました

アピール行動には約50人の方が集まってくださいました。陳情団の出発を見送って、アピール行動が始まりました。

皮切りは、辺野古から帰ったばかりの辺野古リレーのメンバー。警察による暴力が具体的に生々しく報告されました。その一方で、市民に問い詰められて涙ぐむ警官もいたとのこと。機動隊員は、みな、まだ若い。弾圧される側の沖縄のおじぃやおばぁの中にも、彼らの人生を案じて心を痛める人がいます。

それが伝わったのでしょうか。機動隊員の涙を想像して自分も心を痛めつつ思いました。誰がそれをさせているのか? 現政権であり、間接的には、その政権を成り立たせてしまっている自分たちであり、さらにそこに都民としての責任が加わることに、やるせなさが募ります。

シュプレヒコール!

機動隊は辺野古から撤退しろ!のシュプレヒコール!

その後、シュプレヒコールをはさみながら、一般参加者、辺野古の埋め立てを請け負う大成建設への抗議行動を終えて合流した人、辺野古・高江プロジェクト、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンなど、さまざまな方が、それぞれの視点でアピールをしてくださいました。

夜の都庁前は薄暗く、人通りもまばらでしたが、その割には立ち止まって耳を傾けてくれる人がいました。中には私たちのアピールで事実を初めて知り、「なんで東京の警察が沖縄に行っているんだよ!」と大声で怒りだす男性もいました。

ふと気づくと、最初は抗議のため、そびえ立つ都庁に向きあうように立っていた参加者が、まるでたき火を囲むかのように輪になっていました。連帯のあたたかさが重なる親密な「場」がそこにありました。

集まってくださったみなさま、ツイキャスを視聴してくださったみなさま、キャンペーンに賛同してくださっているみなさま、本当にありがとうございました。

 * * *

今回のアピール行動の中で、差別的表現をふくむ発言がございました。アピールの中で謝罪をさせていただきましたが、改めて下記の記事で私たちの考え・態度を明らかにしました。併せてご覧いただければと存じます。

12月15日の差別的表現について


12月15日の差別的表現について

12月15日の差別的表現について

さる12月15日に私たち辺野古リレーが主催しました、都庁前での警視庁撤退キャンペーンのアピール行動の中で、私たちが少なくともまだ法の下にあり、国が行っている無法に対して闘うことができる、という文脈で「まだ北朝鮮のような国ではない」といった、人々に朝鮮民主主義人民共和国への差別・偏見を助長するような発言がなされました。

その場で中継を見ておられた方から「このような差別発言は許されない」とのご指摘をいただき、私たちもそのように考え、アピールの中で謝罪をさせていただきました。改めて、この発言がどのような問題であるのか、以下、私たちの考え・態度を明らかにしていきたいと思います。

1つめに、私たちの住むこの国は現在も様々な問題・課題を抱えています。沖縄・辺野古の問題がまさにそうです。沖縄の人々の憲法によって保障されているはずの生存権は顧みられたことはなく、いくら民意を表しても無視され、暴力によって軍事基地が押し付けられています。そのひどさを言い表す時に、他の国や誰かを引き合いに出す必要は全くありません。どこそこの国の体制を支持しているとか、支持していないとかという問題でもありません。

2つめに、現にこのような他の国を見下す差別的言質と共に、脅威が煽られ、人々への分断が持ち込まれて、日米軍事体制の強化・日本の再軍備化が進められているということを忘れてはいけないと考えます。

3つめ。アジア諸国、とりわけ朝鮮半島の歴史と日本との関係性をみる時、日本が行った戦前・戦中の侵略・植民地政策における破壊と搾取、戦後アメリカ政府と共に朝鮮半島に分断と軍事的緊張を常にもたらし続けてきたこと、自らの加害を無視し在日韓国・朝鮮人の方々に対して徹底して差別的政策を行ってきたことなど、朝鮮半島の現状には日本という国が深く深く影を落とし続けてきたという現実があります。そうであるならば、日本がかの国や人々に対して行ってきたことを抜きに語ったり、考えたりすることはできません。

私たちは、今回のことを「個人の資質・問題」にしてはならないと考えます。また、「誰かに問題にされるから言わない」「炎上するから謝っておこう」にしてもいけないと思います。昨今、平和や憲法を守ろうという集会・デモの場においてさえ、この国の危機的状況を強調したいがためなのでしょうが、差別的な表現・言説が散見されるようになりました。

このような現状に対して、感性を鋭くし、その度に指摘をしていくことは決して「屁理屈」ではありません。なぜなら、私たちはこの社会で生きる以上このような差別を常にふりまかれ、自覚していかなければ(自覚してさえなお)意識下に刷り込まれ、分断されていってしまう。それによって無自覚に発した言葉や行動によって誰かを傷つけ、殺していってしまうのです。

だからこそ、私たちは、指摘しあい、学びあい、理解しあいながら、常に己に対して繰り返し繰り返し問い直し続けていくことが大切であると考えます。

辺野古リレーは、これからもいかなる差別も許さず、向き合いながら、あらゆる人と共に歩む社会を目指していきたいと思います。

辺野古リレーメンバー 一同

ご報告:警視庁機動隊の辺野古派遣への抗議行動!!!

私たち辺野古リレーは、11月4日に沖縄県名護市辺野古にあるキャンプ・シュワブゲート前に東京都所轄である警視庁機動隊が配置された事に対し、11月8日に警視庁へ緊急抗議要請行動を行いましたことをご報告いたします。

なお、当日の様子は動画にてこちらでご覧いただけます。


私たちは警視庁へ抗議要請文を渡すアポイントを取ろうと、当日午前中に電話をしました。しかし、警備課の担当者は「抗議文は受け付けないから」と言い捨て電話を一方的に切るという対応で私たちの要請をはねつけました。辺野古への米軍基地押しつけに関わる防衛省、内閣府、海上保安庁はこれまで抗議申し入れを基本的に受け付けています。警視庁だけが、行政の責任を放棄する対応は許されません。

それでも抗議をしなければならないと呼びかけをし、緊急にもかかわらずご参集いただいた方々と抗議要請文の受け渡しと抗議行動を行いました。

※抗議要請文全文はこちら

しかし、数十名の機動隊、それとほぼ同数の公安警察、そして麹町署警備課の警察官に行く手を阻まれました。私たちは、正当な要請と抗議行動の権利であることを伝え、麹町署警備課のアラカワ課長に抗議要請をさせるよう申し入れを始めました。

翁長県知事を支持し、8割を超える県民が辺野古への新基地建設に反対しているにもかかわらず、工事を強行する政府と、抗議する市民を排除するために警視庁機動隊が派遣されたという事実に対する抗議要請は私たちの権利であると申し入れている中、アラカワ警備課長はこの要請を一方的に打ち切ろうと、「沖縄と同じようにするぞ。機動隊で排除する」と発言しました。

「沖縄と同じようにとは何事か」と、すぐに抗議と事実確認をし、申し入れを行っていた方が「自分は沖縄の人間である」ことを伝えると、アラカワ警備課長は言葉を濁したようです。この発言を決して看過することはできません。

この発言から、権力側の横暴な振る舞いは正当であり、いかなる背景があろうとも平気で市民を排除することができるという認識でいるということを、警察自らが明らかにしたと言えるのではないでしょうか。人権という守られるべき原則を軽視していることが分かります。警察が、「沖縄と同じように」という発言を脅迫として使用した事実は、到底許されるものではありません。

警察への申し入れをされていた方も、このような暴言は初めてだと憤っていました。この方は長い年月、東京で沖縄への差別や基地問題への訴えを続けてきた方で、私たちも常に大切なことを学ばせていただいています。この警察による暴言を、決して許してはならないと考え、厳重に抗議していく所存です。

警備課長による暴言があったため、現場は一時騒然としましたが、抗議要請という当初の目的を果たそうと再度申し入れを続けた結果、10名が警視庁の正門前に立ち、抗議要請文を読み上げることになりました。そもそも自分の意志で集まった市民の正当な抗議に対し、警察が圧力をかけながら妨害する権限などなく、一方的に人数を指定されること自体が明らかな職権濫用と言えます。

正門前でも、抗議要請文の受け取り担当者がいないことに不服を申し立てたところ、ある公安警察官(通称:ジャガイモ)から、「誰も出てこないよ!」とふてぶてしく大声で叫ばれました。事前に抗議要請がなかったから受け取らないと言われましたが、アポイントの電話を一方的に切り、拒否をしたのは警視庁です。

それでも、私たちを取り囲み、勝手に警戒している機動隊、公安警察、麹町署警備課の警察官にしっかり聞いてもらおうと抗議要請文を読み上げました。また同日、大阪でデモを行っていた「辺野古の海を埋め立てるな! 11・8大阪アクション」の実行委員会から送っていただいた抗議文も読み上げました。

読み上げた後も、一貫して受け取らない態度を崩さないため、郵送で抗議要請文を送ると宣言してその場は終了しました。

その後、私たちはキャンプ・シュワブゲート前から電話中継をつないで現地の情勢報告とメッセージをもらったり、110名もの抗議賛同者の皆さんとともにスピーチとコールを交えたりしながら抗議を行いました。

沖縄出身の方や久米島から来られた方、辺野古での座り込みに参加してきた方、9月に辺野古で不当逮捕・勾留された韓国人の方の付き添いを最後までしていたという新しい仲間、音楽で辺野古への連帯を示す方、そして辺野古リレーの仲間からも、様々なスピーチやアピールがありました。一人ひとりのスピーチはどれも真摯なもので、そこからまた反省し、学ぶことが多くありました。

今回の緊急抗議行動を支持しご参加くださった皆さま、私たちの足りない部分を支えてくださった多くの皆さまに改めてお礼を申し上げます。また、今回の行動にご賛同いただきました「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」「美ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会」、抗議・連帯文をいただいた「辺野古の海を埋め立てるな!11・8大阪アクション」の皆さま、どうもありがとうございました。

今後も、辺野古新基地建設と沖縄への構造的差別を関東からも糾弾し、新基地建設の撤回が実現されるよう最大限がんばりましょう!