2ヶ月集中アピール(2015.4.28)@渋谷駅ハチ公前広場

「沖縄から見た戦後70年」

4月28日「沖縄から見た戦後70年」という事で渋谷ハチ公前で多くの方にお話をして頂きました。奇しくもこの日は日本が沖縄を見捨てた日として沖縄では屈辱の日と呼ばれ、多くの集会等も行われるこちらとは全く違う負の記念日でした。それに合わせるかのように海保が “らぶ子号” を沈没させたと言うニュース、完全防備の彼らが無抵抗の抗議船を沈めて乗員を海に放り出し、それをごく当たり前の様に平然と見つめている船上の海上保安官、海保の辞書には保安という言葉の意味が “人を命の危険にさらす事” とでも書いてあるのではないかと思う様な暴挙が続けられています。

今日は、今、安倍政権が進めようとしている「安保法制化の動き」について、ピース・ニュースの青木一政さんに、詳しく解説して頂きました。昨年の「解釈改憲による集団的自衛権の行使容認」の閣議決定に続いて、現在、開催中の国会では、日本を世界中で戦争に加担できる国にしようとする法律の整備が審議される予定です。このままでは憲法9条が骨抜きにされてしまいます。階段は上る事も下る事も立ち止まる事もできる、しかしエスカレーターは乗ってしまったら強制的に上まで連れて行かれてしまう、乗る前に十分考えて本当に良いのかを決断しなければならない、安倍首相の皆に考える隙を与えず早くエスカレーターに乗せてしまえという企みにはまらない様にと警鐘を鳴らされていました。米国議会の演説でも平和を望むと言いながら自衛隊の海外派遣の実績を強調する等、昔衣の下に鎧を着た武将が居たそうですが彼はもはや衣で隠そう等とはしていません。

沖縄出身の方々の沖縄に対する思い何故沖縄を出なければならなかったのか等のお話も、興味深く聞かせて頂きました。年配の方々はこちらに来るのにパスポートが必要だったというお話は気軽に沖縄観光をしている世代には信じられない事だと思います。

又沖縄で地上戦を体験なさった方々が未だに其の話を出来ないというのも70年という歳月を経てもまだ過去にはならない戦争という物の恐ろしさが良く解りました。

もちろん歌も日音協のSさんそして沖縄出身の方とのデュエット、ハーモニカやいつものサックス、最後にハプニングで高里鈴代さんがわざわざ寄ってくださいました。ワシントンポストの意見広告のお話等貴重なお話をしてくださいました。優しい笑顔で話される言葉の一つ一つに皆さん共感されていました。時間の関係で多くの方にアピール出来なかったのが残念でなりません。

次回5月5日は15時新宿アルタ前です。沖縄に興味はあるけど何故基地建設に反対なのか解らないなどと思われている方は、ぜひ一度話を聞きにきてください、お願いします。

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