月別アーカイブ: 2015年10月

承認取り消しの効力停止に抗議!デモと報告集会のおしらせ

8月10日から9月9日まで1か月間の協議期間が終了した後、誰もが予想した事実上の交渉決裂。

そして9月21日、翁長知事は国連人権理事会で「沖縄の人々は、自己決定権や人権をないがしろにされてる」と訴えました。この訴えは、辺野古新基地建設を巡るオール沖縄の訴えが「平和への願い」と同時に、長きにわたる沖縄に対する「人権侵害、差別」という内在した問題をも明らかにしています。

そして10月13日、ついに埋め立て承認取消が取り消されました。

防衛省はすぐさま「私人」として不服審査請求を国土交通省に要請し、国土交通省はまたしても防衛省の「要請」に従うと予想され、すでに多くの反発を招いています。

辺野古新基地建設をともに止めたいと現地に向かい、おもに東京で活動する私たちも、向き合わなければならないことだと考えます。

辺野古リレーの緊急報告会では、約4か月間キャンプ・シュワブゲート前での座り込みに参加していたNさんと、船長として海上行動に何度も参加されているKさんから、現地の報告をしていただきます。

現地から学ぶこと。そして今、私たちがなすべきこととは何か。
ぜひ、新宿でのデモが終わったその足で、辺野古リレーの報告会にもご参加ください!


辺野古の海を埋め立てるな! 11.1緊急デモ
-沖縄県知事の埋め立て承認取り消しを支持します-

日時 2015年11月1日(日)
場所 新宿アルタ前に集合 14:45デモ出発

JR「新宿」駅東口、東京メトロ丸ノ内線「新宿」駅すぐ
主催 辺野古への基地建設を許さない実行委員会
連絡先 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック (TEL:090-3910-4140)
★皆さんの思い、主張を表したプラカード、バナーの持ち込み歓迎!!

11.1 辺野古リレー報告会vol.3 開催のお知らせ

日時 2015年11月1日(日) 17:45開場 18:00開始(20:30終了予定)
場所 新宿区立大久保地域センター 会議室A

(東京都新宿区大久保2-12−7  TEL:03-3209-3961)
※デモ解散場所から歩いて15分~20分
JR山手線「新大久保」駅から徒歩8分、副都心線「東新宿」駅から徒歩6分、大江戸線「東新宿」駅から徒歩7分
参加費 200円  (資料代)

10・20緊急抗議アピールリレーやります!

10月20日(火)は国交省前で!渋谷ハチ公前で!連続アピールスペシャル」です!

さる10月13日、翁長沖縄県知事は辺野古の埋立て承認を取り消し、沖縄防衛局に通知しました。しかし防衛省・沖縄防衛局はその翌日14日に行政不服審査法に基づく不服審査請求と取り消し処分の効力停止を求めて、国土交通相に対して申し立てをおこないました。本来個人が国など行政側の処分から自らの権利や利益を守るために存在する申し立て制度を、国の機関である沖縄防衛局が利用するということ自体、不当な悪用そのものです。

■参考記事
【号外】辺野古承認取り消し 知事、新基地建設を阻止(琉球新報 2015年10月13日)
辺野古取り消し処分、国が取り消し無効請求  23日にも執行停止(琉球新報 2015年10月15日)
埋め立て取り消し 石井国交相「資格有無も審査」(琉球新報 2015年10月17日)

このような国のなりふり構わない強硬姿勢により、工事作業が今後いっそう激化すると予想される中、今も辺野古ではこれまで以上の規模で座り込みや抗議行動が取り組まれています。この沖縄現地でのたたかいに応えて、10月20日(火)18時30分より国土交通省(中央合同庁舎3号館)前にて抗議行動がおこなわれます。(主催:止めよう!辺野古埋め立て 国会包囲実行委員会)

わたしたち辺野古リレーは、この抗議行動に呼びかけ団体のひとつとして参加するとともに、そのあと引き続き渋谷ハチ公前に移動して、20時30分から辺野古新基地建設への抗議アピールをおこないます。辺野古の現地から帰ったばかりの仲間の報告もあります。渋谷ハチ公前でも一緒に「新基地建設NO」の声を挙げましょう!

みなさまのご参加をお待ちしております。


辺野古の埋め立て承認は取り消された!!
国交省前で! 渋谷ハチ公前で!
辺野古に基地はつくらせない10・20緊急抗議アピールリレー!

(1)国交省への緊急抗議行動

沖縄県による辺野古埋め立て承認取り消しに、安倍政権は従え!!
国交省による、行政不服審査と取り消し処分の効力停止を許すな!!
国交省前緊急抗議行動

●日時:10月20日(火)18時30分〜
●場所:国土交通省(中央合同庁舎3号館)前 (東京都千代田区霞が関2-1-3)
丸ノ内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関」駅A2、A3a、A3b出口
有楽町線「桜田門」駅2番出口
●主催:止めよう!辺野古埋め立て 国会包囲実行委員会
http://www.jca.apc.org/HHK/

連絡先:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック 090-3910-4140
沖縄意見広告 03-6382-6537
ピースボート 03-3363-7561

(2)ハチ公前抗議アピール
(国交省前から渋谷ハチ公前に移動しての連続行動です)

辺野古の埋め立て承認は取り消された!!
埋め立て再開はぜったいゆるさない!
辺野古リレー10・20アピール in 渋谷

※当日の詳細な内容は決まり次第、順次ブログやTwitter、Facebookにて発表します。

●日時:10月20日(火)20時30分〜
●場所:渋谷駅ハチ公口前広場
●主催:辺野古リレー 辺野古のたたかいを全国へ

ブログ:https://henokorelay.wordpress.com/
Twitter:https://twitter.com/henokorelay
Facebook:https://www.facebook.com/henokorelay
E-mail:henokorelay★outlook.jp (メールを送られる場合は、★を@にしてください)
※メールアドレスが変わりましたのでご注意ください!

不起訴処分決定!ご支援ありがとうございました

9月16日、安保関連法案に反対する人々が集まった国会前で、13人もが不当に逮捕された大弾圧事件がありました。その中に、私たち辺野古リレーの仲間も含まれていました。

不当逮捕から10日後の9月25日には勾留理由開示公判を行い、即日解放されましたが、先週になってやっと不起訴処分が確定しました。

仲間の救援に際し、多くの方々から物心ともに多大なるご支援をいただきました。改めまして御礼申し上げます。

その仲間から、ご支援くださった皆さまへのメッセージが届きましたので、以下に掲載いたします。


9月16日に不当逮捕され、品川警察署に監禁されていた、辺野古リレーの者です。

9月16日は、国会前にて戦争法案反対の声をあげていたところ、突然警察により拉致されました。当日は、国会正門前などでは警察による常軌を逸した過剰警備が行われていました。

「被疑事実」は、機動隊員の胸にひじ打ちをした、というものでしたが、その事実は全くありません。完全な不当逮捕であり、戦争法を阻止するために声をあげることをすら犯罪化しようという、許すことのできない政治弾圧です。

政治弾圧をなりわいとする公安警察は、私が品川署に監禁されているあいだに、「公務執行妨害」の現行犯容疑の私の家に、必要のない家宅捜索を行い、家を荒らしました。当然ですが押収物は事件とまったく関係なく、私の行っている政治的な活動を監視することを目的としたものだということは明らかでした。

しかも、私を拉致したときや、警察署での不当な指紋採取・写真撮影のときなど、殴る・蹴る・首をしめるなどのすさまじい暴力を、私や、同じ日に拉致された私の仲間にたいして、警察は公然とふるってきました。警察は、私たちを外の仲間から隔離したうえで、すさまじい暴力をふるってきたのです。

しかしながら、多くの人の応援の声、激励の声、抗議の声が、壁の向こうから聞こえてきました。最初に送られた麹町署で、外からの「仲間を返せ!」の声がしっかりと聞こえました。それから、地検・地裁前での激励、警察署前での激励、弁護士接見、檄文、差し入れ、警察への電話などいろんな形の抗議、そして多くの救援カンパなど。

これらによって、監禁された私たちと、多くの支援の人たちとの連帯がつくられ、警察や、監禁を命じた検察・裁判所のもくろみをくじいたのだと思います。

そして、この連帯の力によって、私にかんしては、先日、不起訴を渋っていた検察からも、不起訴を確定させました。

今回、ふだんよく知っている仲間だけでなく、まったく知り合いでなくても、支援してくれた仲間がたくさんいたことに、感謝したいと思います。この弾圧が、単なる一部の人間にたいする暴挙ではなくて、平和を愛するすべての人への弾圧であったことが、だいじなことだと思います。

いま辺野古においても、不当な新基地建設を阻止するんだという体を張ったたたかいにたいして、国家権力は、機動隊や海保を動員し、不当逮捕まで行うことでつぶそうとしています。今回の戦争法案反対の運動をつぶそうとした弾圧と、辺野古の弾圧はつながっています。

こんな国家の暴力にたいして、不当逮捕された人がどんな人であれ、みんなでたたかうんだ、という大きな連帯をつくりだしたのが、今回の弾圧にたいするたたかいの大きな成果だと思います。

加えて、逮捕ということ自体が大きな人権侵害であり、警察や司法のあり方をしっかりと批判することも必要であると付記しておきます。

政治弾圧以外にも多くの不当逮捕があること。「推定無罪」のはずなのに、逮捕されたときから犯罪者としてあつかわれること。マスコミの報道の仕方。仮に犯罪をおかしたとしても、その人の尊厳・人権を否定するのはおかしいこと。23日間も警察の代用監獄にとじこめられる制度はおかしいこと(それどころか、品川署の留置場では、監禁されていた8人中5人が起訴後の人だった)。そのほかにも多くの問題があります。

みなさんとのたたかいにより、9月25日に解放を勝ちとっていましたが、検察が不当にも不起訴の決定を渋っていたため、あいさつがおそくなりました。すみません。

これからも、弾圧・権力の不正にたいして、そんなものをゆるさない大きな連帯をつくって共にたたかい、勝利していきましょう。

ご支援、本当にありがとうございました。

2015年10月14日 元・品川署1号

共同声明:翁長沖縄県知事の辺野古埋め立て承認取り消しを支持 ~政府は、沖縄の民意を受け止めるべき~

2015年9月29日から緊急で賛同署名を募集していた「翁長沖縄県知事の辺野古埋め立て承認取り消しを支持」声明に、10月13日までに総計194団体、6423筆の個人署名が集まりました。(辺野古リレーも賛同団体として名を連ねました)

FoE Japanをはじめとする、他の賛同団体とともに、2015年10月7日には防衛省に、そして10月13日には内閣府に署名を提出いたしました。賛同いただいた皆様に感謝申し上げます。

提出した時の様子は、こちらをご覧ください。


2015年10月13日

内閣総理大臣 安倍晋三 様
防衛大臣 中谷 元 様

私たちは、翁長沖縄県知事の辺野古・大浦湾海域の
埋立承認取り消しを支持します

~政府は、沖縄の民意を受け止めるべき~

本日、沖縄県の翁長雄志知事が、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設(新基地建設)について、公有水面埋立法に基づく辺野古・大浦湾海域の埋立承認を取り消しました。

私たちは、この決断を支持し、日本政府はこの承認取り消しに従い、辺野古・大浦湾海上での工事作業を中止するように求めます。

翁長沖縄県知事は、昨年11月、辺野古基地建設反対を公約にかかげ、仲井真氏に10万票もの大差をつけて当選しました。これだけでなく、これまで何度も、選挙で、県議会で、市議会で、市民の行動で、「辺野古基地建設ノー」という沖縄の民意は明らかにされてきました(別紙参照)。
日本政府はこの圧倒的な民意を無視するべきではありません。

また、翁長県知事は、承認取り消しにあたり、きわめて慎重な検討を行ってきました。
翁長県知事の指示により設置された第三者委員会は、法的な検証を行った結果、4つの瑕疵をあげています。すなわち、①「埋め立ての必要性」が立証されていない、②「国土利用上、適正かつ合理的」という要件を満たしていない、すなわち利益が不利益を上回っているということが立証されていない、③環境影響評価がずさんであり環境保全措置が不十分、④「生物多様性おきなわ戦略」、「琉球諸島沿岸海岸保全基本計画」など法律に基づく地域の計画に反している――の4点です。

生態系や生物多様性の価値は、人類共有の財産です。地域コミュニティにとっては、その未来を築いていくための礎でもあります。自然のめぐみをどのように使っていくか、開発と保全の調和をどのように保っていくかの意思決定に参加することは、そこに暮らす人々の当然の権利ではないでしょうか?

また、日本が加盟する生物多様性条約の第10回締約国会議で採択された愛知ターゲットにおいても、とりわけサンゴ礁のような脆弱な生態系や絶滅危惧種の保全は重要な目標となっています。辺野古・大浦湾は、確認されているだけでも、絶滅危惧種262種を含む5,300種以上の海洋生物の生息地ともなっており、世界に誇る豊かな海です。国際的にみても「保護価値の高い」生態系なのです。

知事の承認取り消しに対し、国は、地方自治法第255条の2に基づき、行政不服審査請求を行う公算が強いとみられています。
しかし、行政不服審査請求は、行政の不当な権力の行使にあたり国民の権利を守るための制度です。国自体が不服申立てを行い、弱い立場にある県を屈服させるのは、法や民主主義の精神にもとるでしょう。

私たちは、辺野古・大浦湾のかけがえのない生物多様性を守るため、また沖縄で示された民意を踏まえ、日本政府に対して、翁長県知事の埋立承認取り消しに従い、新基地建設に伴う作業を中止すること、また、行政不服審査請求などの対抗措置を取らないことを強く求めます。


賛同団体:194団体  賛同署名(個人):6423筆

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辺野古総合大学 ゲート前で辺野古新基地問題を語る

辺野古のキャンプ・シュワブゲート前にて、8月から9月にかけて開かれていた「辺野古総合大学」での講義の様子が、YouTubeにアップされています。第10回が抜けていますが(現在確認中)ぜひご覧ください!


 

第1回「辺野古埋め立て承認の問題点」2015年8月22日(土)
講師:桜井国俊氏(沖縄大学名誉教授、第3者委員会検証委員)

第2回「人類の宝・大浦湾」2015年8月29日(土)
講師:安倍真理子氏(理学博士、珊瑚研究者、日本自然保護協会会員)

第3回「過去に学ぶ① 伊武岳の米軍射撃訓練場阻止の闘い」2015年8月31日(月)
講師:上原一夫氏(元国頭村村議)

第4回「沖縄のこれからを考える」2015年9月1日(火)
講師:新崎盛暉氏(沖縄大学名誉教授)

第5回(前半)「一カ月の作業中断・集中協議後、辺野古はどうなるのか?
2015年9月2日(水)
講師:北上田毅(沖縄平和市民連絡会)

第5回(後半)「一カ月の作業中断・集中協議後、辺野古はどうなるのか?
2015年9月2日(水)
講師:北上田毅(沖縄平和市民連絡会)

第6回「ゲート前が生む新しい民衆運動」2015年9月3日(木)
講師:仲宗根勇氏(うるま市島ぐるみ会議、うるま市九条の会共同代表)

第7回「過去に学ぶ② 都市型訓練場阻止闘争」2015年9月4日(金)
講師:長峰勇(元恩納村職労委員長)

第8回「海上での闘いと今後の取り組み」2015年9月7日(月)
講師:目取真俊(辺野古ぶるーメンバー・芥川賞作家)

第9回「過去に学ぶ③ 沖縄アルミ進出反対運動からCTS建設反対運動へ
2015年9月8日(火)
講師:伊波義安(NPO法人「奥間川流域保護基金」代表)

【9月22日〜9月27日】Tさんのすわりこみ日記

あのTさんが帰ってきた!(ってどこに)

再び辺野古へ行ってきた我らがTさんから報告が来てました。うっかり更新をしそびれていましたが、満を持して投稿です!!


0922仲間の逮捕に猛抗議

9月22日 仲間の逮捕に猛抗議!!

0923ゲート前のむしろ旗

9月23日 ゲート前のむしろ旗!

0923フロートを点検する作業員

9月23日 フロートを点検する作業員

0924辺野古崎の魚たち

9月24日 辺野古崎の魚たち

0924名護警察署に抗議

9月24日 名護警察署に抗議

0925海兵隊は出て行け

9月25日 全基地閉鎖!海兵隊は出て行け!

0926装甲車の下に有刺鉄線

9月26日 機動隊の装甲車の下に有刺鉄線が!許せぬ!

0926乱闘服の警官たち

9月26日 乱闘服の警官たち

【9月22日】
6時、ゲート前に集合。打ち合わせ後、工事車両搬入阻止行動へ。海外の仲間が不当逮捕。

14時半、名護警察署に移動。「平和の海 国際交流キャンプ in 沖縄」に参加していた他の韓国や台湾などの人々とともに声を上げる。糸数慶子議員らが応援にかけつけた。

17時ごろまで「フリー・マイ・フレンド!仲間を返せ」と抗議行動を展開。

19時ごろ、瀬嵩の浜で開かれていた「満月祭り」に参加。

【9月23日】
6時からのゲート前行動に少し参加した後、7時からテント2に集合。カヌーチームに加わる。

16艇が出艇し、これとは別にカヌー教室にも4人ほどが参加。辺野古崎を通り船に曳航してもらい、大浦湾へ。

和船がフロートの点検作業をしているのを監視。時折、沖縄防衛局の船が来て「臨時制限区域に侵入している」と警告してきたり、「これは普天間の代替施設だ」「戦争を起こさないためだ」等と論争を吹っかけてきた。

平島で昼食をとり、休憩。午後は、フロート点検以外の作業はなさそうだと判断し、撤収。

名護警察署に行き、10日間の勾留延長が付いたことを知る。警察署前で抗議行動を続ける。

また、9.16国会前弾圧で逮捕された辺野古リレーの仲間に対する激励のメッセージを書いてもらう。

【9月24日】
7時、テント2でカヌーチームミーティング。12艇で出艇。辺野古崎で監視行動を行う。しかし10時ごろ、天候不順により撤収。台風が近づいており、台船も入る気配はなかった。

午後、名護警察署へ。逮捕された方のお連れ合いが自らマイクを握ってアピールした。弁護士とともに面会に行くご家族を激励しながら、県警への抗議行動を続ける。

夕方、ゲート前テントに戻り、ミーティングに参加。

【9月25日】
6時、ゲート前でミーティング。韓国と台湾の仲間が辺野古を去るにあたって挨拶。

工事用ゲート前でシットイン。私は、4人の機動隊に両手両足を掴まれて排除された。正門前に移動。米軍車両に対しても「マリーンズ・アウト・オブ・オキナワ!」と抗議。

休憩していた9時過ぎ、作業員を乗せた14台の車両に入られてしまった。裏をかかれた。

10時、名護警察署へ。「普天間基地・野嵩ゲート前でゴスペルを歌う会」が「ウイーシャル・オーバーカム」などを歌って当該を激励。

午後、羽地内海へ行き、2隻の作業台船が停泊しているのを確認。夜のゲート前ミーティングで、9.16国会前弾圧の6人が解放されたことを報告。

【9月26日】
6時、ゲート前でミーティング。

工事用ゲート前で座り込みを開始。Yさんが「安保、廃棄!沖縄、返せ!」と音頭を取りつつ、歌を歌いながら今日こそ作業車両を止めると決意。

ある参加者の発言「翁長知事の埋め立て承認取り消しが迫る。我々が有利になればなるほど、弾圧は厳しくなる」。

工事車両が突如迫り、ゲート前からも応援に駆け付けるが、いちはやく機動隊が歩道のみならず車道も含めて封鎖。座り込みを次々と排除して工事車両を通した。

座り込みをしていた年配の参加者が、機動隊に排除される過程で、意識を失った。すると機動隊は「規制線」の外の車道に彼を放置。救急搬送される事態となった。

10時半、名護警察署へ。抗議活動をおこなう。「朝露」など韓国の民衆歌が歌われた。

ゲート前に戻ると、台風対策でテントを骨組だけ残して撤収する作業が始まっていた。屋根を外し、荷物をトラックに積み込む。

そして深夜、不審な動きがないか交代で警戒する。

【9月27日】
テントが撤収され、今後の激闘も予想されることから、丸一日、ゲート前行動は休み。海上行動も同様。

警察の過剰警備と不当逮捕をゆるさない!警察庁への抗議アクション やるよー

■警察の過剰警備と不当逮捕をゆるさない!
■■私たちに暴力をふるうな!
■■■警察庁への抗議アクション やるよー

安倍自公政権は、この国を「堂々と戦争できる国」に作りかえています。そのたくらみの中で、沖縄・辺野古の新基地建設に反対する人々や安保関連法案の強行採決に反対する人々を、次々と不当に逮捕しました。

そもそも、憲法21条で保障された「表現の自由」の権利を行使している場で、警察による過剰警備が行われること自体が重大な憲法違反です。特に東京では、国会前で抗議の声をあげた人々を警察が拉致し、連れ去った上で殴る蹴る・首を絞める・強い力で押さえつけるなどの壮絶な暴力をふるっています。

辺野古では、9月17日以降3名が、東京では9月以降約20名もが不当に逮捕されています。その後、東京で8名、辺野古で2名に10日間の勾留がつけられました。

このように、全国で警察による人権侵害がまかり通っています。さらに東京で逮捕された人々のなかには、警察署内で暴行を受けた人や、実態は懲罰や服従を強いる拷問を目的とした「保護房」に押し込まれ、6日間にわたって監禁された人もいます。暴虐の限りを尽くす警察を、これ以上のさばらせておくわけにはいきません。

政権の意を受けて、政策を批判する者たちへの直接的な暴力と恫喝を行う警察庁に、怒りの声をぶつけましょう!

なお、東京では9月25日に全員が解放されましたが、不起訴処分を確定させる必要があります。そして辺野古ではいまだに不当な勾留が続いています。10月1日現在、1名について勾留が10日間延長され、もう1名についても勾留延長の可能性が高まっています。2名の即時解放と、その先にある「起訴」を阻止するためにも声をあげましょう。

万障お繰り合わせのうえ、ぜひお集まりください!


警察の過剰警備と不当逮捕をゆるさない!
私たちに暴力をふるうな!抗議アクション

日時:10月6日(火) 19:00〜20:00
集合場所:東京メトロ有楽町線「桜田門駅」構内・有楽町方面の改札

※単独での行動はたいへん危険です。みんなで集まってから、一斉に抗議を開始したいと思いますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

呼びかけ:辺野古リレー 辺野古のたたかいを全国へ


チラシのダウンロードはこちらからどうぞ!

ゆるふわチラシとふつうのチラシの2種類を、それぞれA4版(片面刷り)と、A5版(A4用紙に両面印刷して半分に切る)とサイズも2種類ご用意しました。お好きな方をダウンロード・印刷して、告知にご協力をお願いします!

★ゆるふわチラシ(左) ゆるふわ(A4版) ゆるふわ(A5版おもて) ゆるふわ(A5版うら)

◎ふつうチラシ(右)  ふつう(A4版) ふつう(A5版おもて) ふつう(A5版うら)

スクリーンショット 2015-10-02 8.08.21   スクリーンショット 2015-10-02 8.07.37

9.16国会前大弾圧をふりかえって

(画像は、辺野古キャンプ・シュワブゲート前の皆さんから、辺野古リレーの仲間におくられた「檄布」です)

さる9月16日、安保法制に反対するため国会議事堂正門前に集まった数万人の市民に対して、機動隊による危険な過剰警備が敷かれ、1日で13名の不当逮捕という大弾圧がおこなわれました。

以前にも当ブログでお知らせした通り、私たち辺野古リレーの仲間も、9月16日の国会正門前でこの許しがたい弾圧を受けました。法案採決の強行と高圧的な規制に対し、多くの市民とともに非暴力の抗議に徹する中での出来事でした。徐々に当時の状況が明らかになるに従い、いかに卑劣な手段が行使されたのかが明らかになってきています。安保法制反対の声を圧殺するような凶行には一片の正当性もなく、民主主義の根幹である集会・表現の自由や基本的人権への愚昧な挑戦に他なりません。国会前でも辺野古のゲート前でも、抗議者に対するこのような横暴が幾度も繰り返されることに、私たちは強い怒りを禁じえません。

屈強な機動隊による集団暴力、逮捕直後からの接見妨害、勾留中の度重なる差別的扱い、勾留理由開示公判における裁判官の不誠実きわまる言動など、あまりに悪質な弾圧に次々と見舞われながらも、9月25日までに不当逮捕された13名の仲間全員が釈放され私たちのもとに帰ってきました。警察により加えられた暴力で傷がいまだ癒えない仲間もいます。しかし今回の弾圧にも毅然として屈しなかった13名の仲間たちや、限られた時間のなかで救援に奔走した各救援会・弁護人の方々を称賛するとともに、抗議表明や声援・カンパなどご支援をいただいた多くの方々に深く感謝の意を表したいと思います。

特筆すべきは、勾留された仲間や支援者、救援会どうしだけでなく、国会前行動の主催団体、そして今回の不当逮捕を看過できない多くの人々も含めて、思想信条や個別の事情を越えた幅広い連帯の姿勢が実現できたということです。さまざまな葛藤や矛盾を抱えながらも、「人権侵害に対してはそれがどんな人物であっても断固反対する」という一致点を共有し、13名の不当逮捕という大弾圧への抗議姿勢を協調して貫くことができました。

無謀で卑劣な権力の横暴に対抗するために、非暴力不服従を貫くしかない私たちが持てる力とはいったい何でしょう。葛藤と模索を繰り返し、それでもあきらめず互いの手を取り合い拡げていく、連帯という名の鎖の輪。これこそが私たちが持ちうる最大の力ではないでしょうか。今回の経緯を振り返ると、図らずもそのことを強く確認できたと思えてなりません。

連帯しましょう。悪意に満ちた分断があろうとも、容易には除きがたい溝や柵があろうとも。「弾圧は抵抗を呼ぶ。抵抗は友を呼ぶ。」瀬長亀次郎氏の言葉がいかに真実であるか、私たちはまざまざと実感ぜずにいられません。いまだ名護署では、先日ゲート前で不当に拘束された2名の勾留が続けられています。この許しがたい弾圧に対しても抗議の輪を大きく拡げましょう。この先も互いに連帯し合い、戦争反対・新基地建設の阻止を訴えていきましょう。

すべての基地が撤去されるまで、私たち辺野古リレーは声をあげ続けます。

2015年10月1日
辺野古リレー 辺野古のたたかいを全国へ

*多額の救援カンパをいただきまして、誠にありがとうございました。救援カンパの募集はすでに締め切らせていただきました。会計報告などにつきましては、また別途おしらせいたします。

*今回の弾圧と全員解放までの経緯は、辺野古リレーの仲間の一人・園良太さんのブログに詳しくまとめられていますので、こちらもどうぞご参考ください。