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抗議声明:沖縄への新たな弾圧を許さない!不当逮捕した6名の即時解放を強く求めます

抗議声明
沖縄への新たな弾圧を許さない!
不当逮捕した6名の即時解放を強く求めます

日本政府が沖縄・高江で米軍ヘリパッドの建設工事を強行しています。また阻止行動をする人々に対し10月から11月にかけて計6名を不当に逮捕しました。

沖縄に支援者を派遣しながら東京でも抗議行動を続ける私たち「辺野古リレー」は、これまでの被逮捕者の即時解放と工事の中止、機動隊の撤退を要求する抗議声明を11月9日に出しました。

この連続的に行われている弾圧で特に注意すべきは、全員が「現行犯逮捕」ではなく、1か月以上前の不当な「罪状」で事後弾圧=令状逮捕をされたことです。私たちは警察と司法によるこの手法を強く批判しました。

ところが11月29日に、今度は辺野古の抗議行動に対し4名が事後弾圧されました(うち1名は再々逮捕)。今年1月のゲート前の阻止行動にさかのぼる「罪状」です。

前回の抗議声明の繰り返しになりますが、現在の高江や工事中断前の辺野古のように、抗議現場にたくさんの警察官がいるなかで現行犯逮捕しなかった(できなかった)ということは、「犯罪」にあたる事実がなかった、ということに他なりません。事後に逮捕できるのであれば、いくらでも「犯罪」をでっちあげることが可能となり、事後弾圧を繰り返す警察の手法自体が、批判されるべき大問題です。しかも今回は1年近く前の「罪状」であり、手法の悪質さと不法性がさらに増しています。

警察は、辺野古のゲート前テントや海上近くのテント、被逮捕者の自宅や那覇市内の事務所など複数個所を家宅捜索しました。この警察による不当な家宅捜索とそれを許可した裁判所の判断を強く批判します。そして連続的に弾圧を続け、人を入れ替わりで監獄へ放り込む手法も許されません。

今回の弾圧の直前に、政府の要求する辺野古キャンプ・シュワブの隊舎工事再開を沖縄県が受け入れました。また翁長県知事が北部訓練場の一部返還とともに高江ヘリパッド建設を「事実上容認」したとの報道もされました。しかし、翁長知事は、オスプレイが使うヘリパッドの建設は容認していないと明言しています。政府と警察は、このタイミングをはかって今回の弾圧を実行しました。その狙いは、辺野古の工事再開前にゲート前での抗議行動に圧力をかけ、県政と現場の運動を分断することにあるのは明らかです。

米軍基地建設のために、なりふり構わず事後弾圧を拡大させる異常事態を、全国で広く共有し、抗議しなければなりません。私たちがつながり声を上げ続けることで、さらなる弾圧の拡大と高江・辺野古の工事再開を止めていきましょう。

私たちはあらためて、日米両政府・防衛省・警察に対し、
 ・不当に逮捕された全員の即時解放
 ・起訴の取り下げ
 ・高江・辺野古の新基地建設工事の中止
 ・すべての機動隊の撤退

を強く要求します。

また今回も、警察発表そのままの実名報道を行った共同通信の報道に対しても強く抗議するとともに、報道機関に二度と実名報道を行わないことを求めます。

2016年12月2日
辺野古リレー 辺野古のたたかいを全国へ

抗議声明:高江での弾圧に強く抗議します

抗議声明
高江でヘリパッド建設工事に抗議する人たちへの弾圧をやめ、
不当逮捕した5名を即時に解放するよう求めます

沖縄県東村にある、人口150人ほどの高江地区を取り囲むように、米軍北部訓練場へのヘリパッド建設が強行されています。住民の静かな生活と豊かな自然環境を破壊しながら、すでに国内にある米軍基地の約74パーセントが集中している沖縄県に、新たに米軍基地の機能強化のための施設をつくることは絶対に許せません。

しかし安倍政権は、年内にもヘリパッドを完成にこぎつけようと、ヘリパッド建設工事を急ぐ姿勢を強め、全国から数百人の機動隊を高江に送っています。このヘリパッド建設を止めようと全国・全世界から集まった人たちに対する警察の暴力は激しさを増し、機動隊員が差別的な言葉を口にして問題になりました。そして10月に3名が不当逮捕、うち1名が起訴されました。さらに11月8日にも3名が不当に逮捕され(別件で勾留中の1名の再逮捕を含む)、現在も全員が勾留されています。つまり、高江の工事阻止行動で5名が不当逮捕され、うち1名が起訴されていることになります。

今回の5名の不当逮捕がこれまでと違うのは、現行犯逮捕ではなく、「犯罪」が行われたとされる日から、1か月以上経ってから逮捕されていることです。現在の高江のように、抗議現場にたくさんの警察官がいるなかで現行犯逮捕しなかった(できなかった)ということは、「犯罪」にあたる事実がなかった、ということに他なりません。事後に逮捕できるのであれば、いくらでも「犯罪」をでっちあげることが可能となり、今回のような事後弾圧を繰り返す警察の手法自体が、批判されるべき大問題です。さらに、10月4日に弾圧された1名には、起訴段階になってから、米軍提供区域に入ったことを罪とする、いわゆる「刑事特別法」が適用されました。これは高江で不当逮捕された人に対しては初めての適用です。

事後弾圧の常態化、「刑事特別法」の適用、抗議行動をおとしめるインターネット上でのデマや罵詈雑言などが、沖縄への新基地建設を強硬に推し進めたいと考える者たちによって一斉に実行されています。このような卑劣な企てを、絶対に許すことはできません。

高江は、住民の暮らしの場であり、生きものたちの生息地でもあります。米軍のものではありません。しかし沖縄防衛局は、やんばるの森の24,000本を超える木々を違法に伐採しています。砂利の運搬方法など工事自体に数々の違法性があることを指摘され続けているにもかかわらず、警察はこれらの違法状態を放置し、まったく取り締まっていないばかりか、その無法に対して抗議の声をあげ行動する人々を不当逮捕しているのです。高江の土地から出ていくべきは米軍と沖縄防衛局であり、警察が繰り返す不当逮捕こそが重大な人権侵害として批判されなければなりません。

私たちは、不当に逮捕された5名の即時解放、1名に対する起訴の取り下げ、高江・辺野古の新基地建設工事の中止と、すべての機動隊の撤退を強く要求します。

また、産経新聞、毎日新聞、朝日新聞など一部の大手マスメディアは、不当逮捕の直後から被逮捕者の実名などを報じました。不当逮捕された当人やその関係者へのダメージが大きいばかりでなく、運動全体に対するネガティブなイメージを与えています。警察による不当な弾圧の片棒を担ぎ、個人のプライバシーを著しく侵害するマスメディアに対しても、厳重に抗議したいと思います。

個人のSNSも同様です。たとえ善意であったとしても、弾圧を受けている人の実名やプライベートな情報をインターネット上に書き込むことは、マスメディア報道と同様の被害を起こしえます。不当に逮捕された人を守り、意図せぬかたちでの情報拡散などの被害を拡大させないためにも、当事者の個人情報をインターネットやその他メディアにのせないという原則を、改めて広く呼びかけたいと思います。

2016年11月9日
辺野古リレー 辺野古のたたかいを全国へ

9.16国会前弾圧 辺野古リレー抗議声明(朝鮮語版)

すでにご存知の方も多いかと思いますが、9月15~16日に国会前で不当逮捕され、不当に勾留されていた8名全員が、9月25日に釈放されました。

しかし、今なお、辺野古で不当逮捕された2名の勾留が続いています。安保法制や辺野古新基地建設に反対する人々に対する、日本政府による民意の圧殺に対し、世界中からの抗議を喚起するため、辺野古リレーの抗議声明を朝鮮語に翻訳しました。


9月25日に行われた6名中2名の勾留理由開示公判終了後、釈放指示書が出されました。国会前で不当逮捕された全員が釈放されましたことをお知らせいたします。ご支援いただいた皆様に、心よりお礼申し上げます。

この間、被逮捕者が警察から暴行を受ける、保護房に入れられる、思想犯と呼ばれる、強制家宅捜査が行われる、被逮捕者への誹謗中傷が行われるなど、日本の警察の横暴さや日本社会の歪みが明るみになりました。また、私たちがおもに訴えている辺野古新基地建設の現場では、連日のように不当逮捕がまかり通っている状況です。

先日9月22日には「国際交流キャンプ in 沖縄」に参加していた韓国籍の方が機動隊により逮捕され、今なお勾留されています。この逮捕についても明らかに機動隊による過剰な対応です。

私たちはこのような横暴を決して許しません。継続して弾圧に対する抗議と新基地建設の中断を強く訴えていきます。ぜひ世界各地からも声を上げ、自国の日本大使館等にも抗議行動することをお願いします。

9월25일에 6명중 2명의 구류이유개시공판이 끝난후 석방지시서가 발행되었습니다. 이 날에 국회앞에서 부당히 체포된 모두가 석방된 것을 보고드립니다. 지원해주신 분들께 깊이 감사드립니다. 그 동안 경찰은 피체포자를 구류서에서 폭행하거나 함부로 보호방에 들이거나 시상범이라 부르거나 강제적으로 가택수사를 벌이거나 했습니다. 경찰뿐만 아니라 인터넷에서는 피체포자가 심하게 비방중상을 받기까지 했습니다. 일본경찰의 힁포를 다한 모습과 더불어 일본사회의 일그러짐도 나타났습니다.

또한 저희가 주로 호소하는 헤노코신기지 건설 반대시위 현장에서는 연일 부당체포가 발생하고 있습니다. 지난 9월22일에는 “국제교류 캠프 in 오키나와”에 참가하던 한국사람이 기동대로부터 체포되어 아직도 구류되어 있습니다. 이 사건도 분명히 기동대에 의한 과잉대응이라고 보고 있습니다. 저희는 이러한 힁포를 절대 용서하지 않겠습니다. 계속해서 탄압에 대한 항의와 신기지건설 중단을 호소하겠습니다.

여러분께서도 세게각지에서 이러한 일본정부에 대해 항의해주시기 바랍니다.


9.16국회앞 탄압 규탄!

 6명을 즉시 석방하도록 요구합니다! 헤노코 릴레이 항의 성명

지난 9월17일 오키나와현 헤노코에 있는 미군 기지인 캠프 슈와부 게이트앞에서 항의운동에 참가하러 온 남성이 오키나와 경찰차량을 찼다고 해서 “공무집행 방해”의 용의로 체포되었습니다. 다음18일에는 시민 한명이 “도로교통법 위반”의 의심으로 경찰차량7대와 기동대50명으로 에워싸여, 경찰은 차장을 깨서 항의참가자들 앞에서 수갑을 채워 체포했습니다.

이것은 9월14일에 오나가 타케시 오키나와현지사가 발표한 “오오우라만 매물승인 허가 취소” 에 대한 보북이며 오키나와시민들이 여러번 민의를 보여도 폭력으로 묵살하여 미군기지 건설을 강행해나겠다고 하는 일본정부에 의한 명확한 협박에 들림 없습니다. 향후에도 헤노코의 미군기지 건설에 반대하는 사람들에게 이러한 폭력을 휘두르는 것을절대 용서할 수 없습니다.

또한 9월16일에는 국회의사당 정문앞에서 안보법제에 반대하는 시민에 대해서도 하룻밤에 13명에 이루는 사람들이 “공무집행방해”로 체포되었다는 용서하지 못하는 탄압이 벌어졌습니다. 9월18일에 7명이 석방되었으나 아직도 6명이 부당구류를 받고 있습니다.

그동안 국회앞에서는 연일 많은 시민들이 안보법제 성립을 저지하게끔 모았습니다. 그러나 “경비”를 명목으로 철책이나 경찰차량으로 도로가 봉쇄되어, 경찰들이 참가자를 보도에 강제로 틀어넣기 때문에 몸을 끔짝도 할 수 없을 만큼 혼란스러웠습니다. 넘어지거나 압박으로 인한 사고가 발생할 수도 있는 상황에 주최단체는 과잉경비를 풀고 차도를 해방하라고 계속 요청하고 있었습니다. 경찰은 시민의 요청을 무시하고 더욱 경비원을 증가하여 철저히 시민의 소리를 묵살했습니다. 그런 상황에서 금번의 탄압이 벌어졌습니다.

피체포자들 중 헤노코 신기지건설에 함께 반대하고 싸워온 친구도 포함됩니다. 그 동지들은 헤노코에서 민중에 의한 “비폭력불복종”의 운동을 배우고 오키나와 사람들에 희생을 강요는 일미안보체제와 일본 전쟁국가화에 반대해왔습니다. 16일도 안보법제화로 가장 희생이 될 가능성이 높은 곳이 오키나와라는 것에 노하고 과잉경비와 폭력으로 시민의 소리를 묵살하려는 정부의 의사에 많은 사람들과 함께 항의하고 있었습니다. 그들은 확성기로 소리내거나 경찰으로 끌어들이는 사람을 돕기 위해 끌어들이는 사람의 몸을 잡고 있었을 뿐입니다. 경찰한테 폭력은 고사하고 만지지도 않았음에도 불구하고 경찰은 비폭력으로 항의하고 있었던 친구들을 “공무집행방해”라는 거짓으로 연행해갔습니다. 나머지 체포자들도 거의 같은 상황이었습니다. 기도대는 연행할 때 시민들 눈에 보이지 않은 곳에서 그들을 집단으로 차거나 해서 부상한 자도 있습니다. 체포후 시나가와 경찰서에서는 다친 친구가 “병원으로 데려달라”고 호소했는데 “연휴중 때문에 불가하다”고 거부했습니다. 중안 경찰서에서는 취조시에 “너는 시상범이다. 정치활동을 그만하라”고 협박을 계속했습니다. 국가가 휘두르는 폭력은 헤노코에서 벌어지는 것과 똑같은 것입니다. 금번의 안보법제는 민의를 묵살하여 폭력적으로 가결, 성립된 것입니다. 저희는 경찰의 과잉경비와 친구들의 부당체포에 세게 항의합니다. 그리고 아직도 구속되는 친구들을 일각이라도 빨리 해방하도록 요구합니다. 저희는 아베정권에 의한 민의묵살과 폭력의 동갈을, 특히 오키나와 사람들에 대한 희생의 강요와 차별을 용서하지 않습니다. 미군과 일본정부에 항의하여 유연히 싸워온 오키나와 사람들의 투쟁에서 배우고 저희도 기죽는 것 없이 전쟁반대 및 헤노코신기지건설 저지와 모둔 기지를 절거하기 위해 계속 소리내어 항의해나가겠습니다.

2015년 9월21일

헤노코 릴에이 -헤노코의 투쟁을 전국으로-

9.16国会前弾圧 辺野古リレー抗議声明&ネット署名(フランス語版)

ゆるしがたいことに、9月15~16日に国会前で不当逮捕された8名はいまだ解放されていません。安保法制や辺野古新基地建設に反対する人々に対する、日本政府による民意の圧殺に対し、世界中からの抗議を喚起するため、辺野古リレーの抗議声明をフランス語に翻訳しました。

いろんなメディアで広げてください!


*Liberez nos camarades arretes arbitrairement lors de manifestations
pacifistes le 16 septembre 2015 devant le Parlement japonais*

Nous demandons la liberation immediate de nos six camarades, detenus depuis
leur arrestation devant le Parlement japonais le 16 septembre 2015, lors de
manifestations pacifistes contre les nouvelles lois de defense japonaises.

Grace a ses nouvelles lois securitaires, le Japon peut desormais contourner
sa constitution afin de prendre part a des guerres offensives aux cotes de
pays allies (les USA). Ces lois sont l’objet d’une forte opposition car
elles remettent en cause la Constitution pacifiste du pays, entree en
vigueur en 1947, qui stipule que le Japon renonce pour toujours a la
guerre. Apres avoir ete votees en procedure expeditive le 15 juillet, ces
lois devaient passer devant le Senat. Si la ratification par le Senat se
passait dans les 60 jours apres le 15 juillet, le gouvernement Abe etait
oblige de refaire voter la loi en seance pleniere de la Diete, auquel cas,
ne pouvant obtenir les 2/3 des voix necessaires la loi risquait de tomber a
l’eau… Pour contrer la mobilisation grandissante, et malgre les efforts
de l’opposition encourages par la foule immense descendue dans la rue, le
gouvernement a donc fait passer la loi en force, contournant les procedures
democratiques et generant une empoignade generale au Senat le 17 septembre:
la seance ecourtee, entrent en salle le Premier Ministre Abe, son ministre
de la defense, et le president de la commission qui, dans l’incroyable
cacophonie qui suit, aurait annonce (invisible et inaudible) que la loi
etait d’ores et deja votee. Desormais il n’existe meme plus de cadre
democratique au Japon.

Au meme moment, des dizaines de milliers de personnes manifestaient contre
ces “lois pour la guerre”, assiegeant le parlement devant lequel un
impressionnant et inquietant deploiement policier avait ete mis en place
pour le maintien de l’ordre. Le 16 septembre, 13 manifestants ont ete
arretes pour entrave au travail des policiers. En effet, la police bloquant
l’acces a la chaussee par ses gros camions bleus, barrieres de metal, et
ses agents, la foule qui affluait des sorties de metro par milliers ne
pouvait que deborder du trottoir. Sur les 13 manifestants arretes, 6 sont
toujours enfermes dans des centre de detention provisoires ou ils subissent
des interrogatoires violents, legitimes par de fausses accusations et
accompagnes de passages a tabac. L’un d’entre eux est malade et blesse,
mais au lieu de la visite medicale qui doit legalement lui etre accordee,
la police le menace d’un nouvel interrogatoire force. Un autre est enferme
dans une “cellule de protection” qui n’est autre qu’un lieu de maltraitance
ou des “accidents” causant la mort de detenus sont deja survenus dans le
passe. A l’interieur comme a l’exterieur du Parlement, le gouvernement Abe
use de la force pour etouffer l’opposition.

Nous denoncons la repression abusive des services de l’ordre japonais
contre les manifestants, ainsi que les arrestations arbitraires de cette
semaine de septembre 2015. Nous exigeons la liberation immediate de tous
nos camarades arretes pour avoir ose manifester contre la fin du pacifisme
et des institutions democratiques au Japon.

ネット署名サイト ←ご協力お願いします!

9.16国会前大弾圧を許さない! 6名の即時釈放を! 辺野古リレー抗議声明

(上の画像は、辺野古キャンプ・シュワブゲート前の皆さんから、辺野古リレーの仲間におくられた「檄布」です)

去る9月17日、沖縄県辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で、抗議に参加していた男性が、県警車両の車体を蹴ったとして「公務執行妨害」の容疑で逮捕されました。翌18日には市民ひとりが「道路交通法違反」の疑いで警察車両7台・機動隊50人に取り囲まれ、車の窓ガラスを割られて、抗議参加者の目の前で手錠をかけられて逮捕されました。

これは、9月14日に発表された翁長雄志沖縄県知事の「埋立承認の許可取り消し」に対する報復であるとともに、民意をいかに示そうとも、暴力で押し潰し、新基地建設を強行していくという、沖縄の人々に対する日本政府の明らかな脅迫です。今後、このような暴力が、辺野古の陸で、海で、新基地建設に反対する沖縄の人々に対してふるわれることは絶対に許せません。

また、9月16日には、国会前で安保法制に反対し声をあげる市民に対しても、一晩にして13人もが「公務執行妨害」で逮捕されるという許しがたい弾圧が行われました。9月18日に7名が釈放されましたが、いまも6名がバラバラに分散され、不当勾留されています。

このかん国会前には、連日多くの市民が何とか安保法制の成立を止めようと集まっていました。しかし、「警備」と称する鉄柵や警察車両による道路の封鎖、警察官が参加者を歩道へ無理やり押し込むなど、歩道は身動きもとれないほどの混雑でした。転倒や事故にもなりかねない状況に、主催団体は過剰警備をやめ、車道を解放するよう、再三にわたって要請をしていました。警察はこれらの要請を無視し、さらに警備を増やして、徹底して市民の声を圧殺しようとしたのです。そのような中で、今回の弾圧は起こりました。

被逮捕者の中には、辺野古新基地建設に反対し、ともにたたかってきた仲間も含まれます。その仲間たちは、辺野古で民衆による「非暴力不服従」のたたかいに学び、沖縄の人々に犠牲を強いる日米安保体制と日本のさらなる戦争国家化に反対し続けてきました。16日も、安保法制で一番の犠牲を強いられるのは沖縄であることに怒り、警察による過剰警備と暴力で市民の声を圧殺しようという政府のやり方に対して、多くの市民とともに抗議していました。 ただ拡声器を使って声をあげていただけ、警察に連れていかれそうになる仲間を助けようとして仲間の体に掴まっていただけ。警察官に暴力をふるうどころか、触れてもいない、非暴力で抗議していた仲間たちを「公務執行妨害」と偽って連行したのです。他の逮捕者も逮捕時の状況にさほどの違いはありません。

機動隊は、連行する際、人目がないのをよいことに、本人たちを集団で蹴るなどしてケガを負わせています。逮捕後、品川署では、ケガをした当人が「病院に連れて行ってほしい」と訴えても、「連休中だから無理」と妨害しています。中央署では、取り調べで「お前は思想犯だ。政治活動をやめろ」などと脅し続けています。国によるこのような暴力は、辺野古においてふるわれてきた暴力とまったく同じものです。民意を踏みにじり、暴力を使って、安保法制は可決・成立されたのです。

警察による過剰警備と、仲間に対する不当逮捕に強く抗議します。そして、いまだに身柄を拘束されている仲間を一刻も早く解放するよう要求します。

私たちは安倍自公政権の民意の無視と暴力による恫喝を、とりわけ、沖縄の人々に対するこれ以上の犠牲の押し付けと差別を許すことはできません。米軍と、日本政府に立ち向かい、しなやかにしたたかに闘いを続けてこられた沖縄の皆さんのたたかいに学び、私たちもひるむことなく、戦争反対・辺野古新基地建設の阻止と、すべての基地撤去のために声をあげ続けます。

2015年9月21日
辺野古リレー 辺野古のたたかいを全国へ


★ 救援費用のカンパをお願いします ★
救援カンパの募集は終了しました。ご協力をありがとうございました

9.16国会前弾圧の救援活動のためにカンパを呼びかけます。救援に際しては、弁護士接見などで多額の費用が必要となります。

本日以降、以下の「学生ハンスト実行委員会」の口座に振り込まれたお金は、すべて救援活動へ使わせていただきます。カンパの振込先は変更になるかもしれませんが、その場合は告知します。

ご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

【振り込み先】
(1)ゆうちょ銀行から振り込む場合
口座名 ハンストジッコウイインカイ
記 号 10090
番 号 96595451

(2)他銀行から振り込む場合
店 名 008(ゼロゼロハチ)
店 番 008
番 号 9659545

5・28経産省前弾圧に対する抗議声明

去る5月28日、経済産業省敷地内に「正当な理由なく侵入した」として、警視庁丸の内署によって建造物侵入の疑いで3人の方が身柄を拘束されました。

当時の状況が判明する中で、この身柄拘束が不当なものと私たちは確信しています。

拘束された3人は、戦争に反対し、日本政府による「米軍基地負担の押しつけ」という沖縄差別に抗議し、辺野古新基地建設を阻止するために声をあげ、ともに活動してきた仲間です。

多くの人々の反対する声を無視して戦争法案が国会で審議され、辺野古の新基地建設が暴力によって押し進められている中で行われた今回の逮捕は、彼らと同じ思いを抱きながら声をあげてきた私たち全員に対する見せしめ・脅しです。

国のやり方に反対の声をあげる者に対し不当逮捕を行う警察と、警察とぐるになってでっちあげの被害届を提出した経済産業省に強く抗議します。そして、一刻も早く仲間を釈放するよう要求します。

辺野古現地では、日々、私たちの想像を超える暴力によって、新基地建設に反対する人たちが強制的に排除され、工事が強行されています。国による暴力は、時に身柄拘束にさえおよびます。

その時、座り込みを続ける人々は「逮捕されたことを被逮捕者の“自己責任”にしない」「奪われた仲間は全力で取り返す」と、仲間が解放されるまで救援に全力を尽くします。そのたたかいに学び、私たちも奪われた仲間を取り戻すため力を尽くします。

2015年6月3日
辺野古リレー


最新情報は、5.28経産省前弾圧救援会のツイッター、ブログなどでご確認ください。

☆ツイッター https://twitter.com/5_28kyuen
☆ブログ https://528kyuen.wordpress.com


★★救援費用のカンパをお願いします★★
救援カンパの受付は終了しました。ご協力をありがとうございました!

【郵便振替でのご振り込み】
郵便振替口座番号:00100-3-105440
加入者名:救援連絡センター
※必ず通信欄に「5.28経産省前弾圧救援会宛」と明記してください。

【他銀行からのご振り込み、ネット経由でのご振り込み】
銀行名:みずほ銀行
支店名:新橋支店(店番号130)
口座番号:4430634
口座名義:キュウエンレンラクセンターダイヒョウヤマナカユキオ
※必ずメールアドレス hstkyuen@ybb.ne.jpまで、振込された方のご氏名と
「5.28経産省前弾圧救援会宛」と明記したメールをお送りください。