「写真で伝えよう!」
5月5日のこどもの日に、辺野古リレーは新宿でアルタ前&歩行者天国でのアピールをおこないました。これまでの2ヶ月集中アピールのように夕暮れの渋谷ではなく、気持ちよい陽気で人の溢れる連休真っ最中の新宿で、空に映える青い「NO MORE U.S. BASES IN OKINAWA!(これ以上沖縄に米軍基地はいらない)」の横断幕を掲げ、辺野古の現状を訴えました。
この日のアピールのテーマは「写真で伝えよう!」です。大浦湾での海保の非道な暴力や、キャンプ・シュワブゲート前での不当な弾圧、そして非暴力・不服従を貫いて抗議を続ける市民の様子などをおさめた写真をたくさん用意しました。また、辺野古リレーのメンバーの中継以外にも中継カメラがいくつも並び、英語での説明ボードも準備してのアピールです。
アルタ前での熱いスピーチのあと、「このまま歩行者天国で声をあげよう!」ということになりました。アルタ前から、歩行者天国として解放されている新宿通りを移動しながら、辺野古リレーの横断幕と写真ボードを高々と掲げて練り歩きます。練り歩きで往復したのち、ホコ天のど真ん中に陣取り、新宿の人々に新基地建設反対の声を直接届けました。掲げた写真を覗いていく方々もたくさんいて、東京でも沖縄の基地問題に無関心ではない層が多くいることも実感しました。
案の定、警察が難癖をつけてきましたが、今回はホコ天で歩きながら声をだしているだけで車線をふさいでいる訳ではありません。結局、警察は今回のアピールを規制する法的な根拠も示せないまま、遠巻きに大勢で監視していました。
街なかで声を挙げる「表現の自由」。その自由は何故守られるべきなのでしょうか。日本で、とくに東京でおこなわれるデモ行進やパレードは、大人数の警官が威圧的に随行して片側車線の一部のみでおこなうように制限されます。これは海外ではあり得ないことで、人々が車道いっぱいに広がって行進します。日本では市民が声を挙げる自由が過剰に制限されていることに、多くの人が気付いていません。警察法では警察の責務として「いやしくも日本国憲法の保護する個人の権利及び自由の干渉にわたる等その権限を濫用することがあってはならない」と定められています。この責務はいま遵守されているでしょうか。沖縄からの声が不当に無視されているのも、こうした人権軽視が根底にあるからではないでしょうか。
平和に生きる権利、そのために声を挙げる自由は私たち一人一人が持っています。反戦を掲げるのに充分すぎる歴史を私たち一人一人が受け継いでいます。沖縄に過重な負担を強いていることへの責任をこの国に住む私たち全員が負っています。沖縄の新基地建設問題について私たち全員が考えてください。その上で私たち自身の未来を決めてください。
次回5月12日は19時渋谷ハチ公前で19時からおこないます。テーマは「高江のヘリパッドにも反対!」です。映画「標的の村」でも紹介された高江です。辺野古の海と同様に、沖縄やんばる高江の森も国の横暴によって壊されようとしています。高江ってなに?初めて聞いた!という方、また興味はあるけど何故辺野古や高江や沖縄の基地建設に反対なのか解らない、と思われている方は、ぜひ一度話を聞きに来て意見を聞かせてください。
そして、5月24日の国会包囲ヒューマンチェーンに参加しましょう!!